黒紋付といえば What do you imagine about "Kuro Montsuki”?

黒紋付といえば

黒紋付ときいて何を想像しますか?
今の日本であれば結婚式や成人式でしょうか
私は伝統文化に接する機会が多いので狂言師、舞踊家、若旦那、お祭りの役員という皆さんが着ているのをよく見かけます。しかし、私自身は結婚式で着たことしかありません。思い出せば「亡くなった父親の黒紋付をもらっておけばよかった」と後悔しています。
それは、私は名古屋生まれなので家にあったものが名古屋黒紋付染で製作された可能性があったからです。
名古屋黒紋付染は慶長15年(1610年)、尾張藩士小坂井家が、藩内の旗、幟(のぼり)などの製造にあたったことが始まりといわれています。その後、現在につながる紋型紙板締めの技法が生み出されたといわれており400年以上の歴史があります。
今回 山勝染工株式会社に訪問して染付をみせていただきました。山勝染工株式会社は大正8年(1919年)創業で95年以上の歴史があります。
現在の代表 中村友亮 様は四代目でとてもイケメンです。お話しを伺うと外見と年齢をいい意味で裏切ってくださる程に経験と知識によって考え方がしっかりしています。
染付の工程はなんとなく誰でも想像できるかもしれません。「染料に布を浸ける」ということです。
しかし、想像と違っていることもありました。

1番目は浸ける布を取り付ける専用の冶具があり、そこに手作業で取り付けなければならないことです。作業をみるまではこの冶具が何に使うのか全く分かりませんでした。
この冶具に布を取り付けることで均一な染付ができるそうです。

 2番目は染付には温度管理が必要であり、高温多湿な環境であるということです。
四代目も作業している従業員さんもスリムである意味がよく理解できました。

3番目は染付は短時間で終わらないことです。染料に布を浸けることで白い布は黒くなっていますがこの工程は更に何時間もかけて行われるということです。つまり、私のように短時間の見学では染付だけでも一部しかみることができません。

最後に今回の見学とは直接関係なかったのですが、4番目は黒く染めた布をそのままつかっても色移りしないということです。これは私にとって一番の驚きでした。
普段 ハンカチやハンドタオルの代わりに日本手拭いを使っています。染料で染めた手拭いを使う前には数日間色抜きが必要で、しっかり色抜きしないで顔を抜いたら大変なことになります。これを伺ったので帰りには黒紋付染で製作された手拭いを購入しました。

四代目は黒紋付だけでなく、現代社会の需要にあわせた商品開発もしておられるとのことです。他にもいろいろな素敵な服があったのですが今回は時間切れとなり次回訪問した時にゆっくり拝見します。

山勝染工場株式会社 ホームページ: http://yamakatu.co.jp/


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掲載内容の更新日2017年07月05日


What do you imagine about "Kuro Montsuki”?

"Kuro Montsuki" (=Black Kimono decorated with family crest), I always shoot about Japanese traditional culture, I see that frequently, Noh actor, Japanese dancer, etc...
Because we don't wear that even in Japanese people nowadays, you can see that only in some "Samurai" movie.
Regrettably, I don't have "Kuro Montsuki", but I have only worn in my Japanese style wedding ceremony. I should get that before father died, because that was maybe "Nagoya Kuro Montsuki", so I think.
The beginnings of the "Nagoya Kuro Montsuki" what the Owari clansman Kozakai made such as the flag in the feudal clan at 1610, more than 400 years ago.
I visited to Yamakatu Corporation for shooting a dyeing process that has established in 1919. Current president Nakamura (the fourth generation) is not only handsome, but also he is very nice person who are talking based on the experience and knowledge.
Do you have an image of dyeing process, but you know that somehow, so that who immerse the cloth in the dye.
But it was different in details.
At 1st, they used special tool for hanging a cloth for dyeing. But I didn't know how to use something at first looking. At 2nd, it was necessary a temperature management for dyeing process, therefore the workshop was high temperature and humid. At 3rd, it was necessary the very long time for dyeing process, therefore I could not look all of that process only few hours. At 4th, it was most important for me, it is never make color migration, even if in first use. Usually I try to no riding of color migration, so I do decolonization by dip into the water, if I bought a Japanese towel.
President Nakamura try to some new project that he make contemporary clothing by using traditional dyeing technique. I will come to watch that next time.

Yamakatu Corporation HP: http://yamakatu.co.jp/


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This page was last modified: July 5, 2017. 

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