令和陸年 晩秋の枯山水庭園 Dry Landscape Garden in Late Autumn 2024
令和陸年 晩秋の枯山水庭園 遺愛石と九山八海の庭 Iai-Seki and Kuzan Hakkai Garden 令和 6 年( 2024 年) 11 月下旬に東福寺塔頭 霊雲院へ伺いました。 九山八海の庭 Kuzan Hakkai Garden 東福寺塔頭 霊雲院は、公式ホームページによれば~(以下転載)霊雲院は明徳一年 ( 一三九〇 ) に傑僧岐陽方秀によって開かれ、はじめは不二庵と称していました。大七世の湘雪守沅は、肥後熊本の人で、藩主細川忠利 ( 三斎の子 ) と親交があり、その子の光尚は湘雪和尚にあつく帰依されていたのです。和尚が霊雲院 ( 不二庵 ) に住職される時、寺三五百石を贈ろうとしましたが、「出家の後、禄の貫きは参禅の邪鬼なり。庭上の貴石を贈はらば寺宝とすべし」と申されたのです。そこで細川家では「遺愛石」と銘をつけ、須弥台と石船とを作っておくられたのです。これが遺愛石なのです。(中略)書院前庭は遺愛石のある珍しい庭として、江戸時代中頃に出版された「都林泉名勝図会」に紹介されていましたが、第十六世景峰和尚の熱望に依り、近年、重森三玲氏が修復され、庭本来の木目を取り戻しました。これが「九山八海の庭」 ( 霊の庭 ) です。庭中央の遺愛石が、魏々として聳えて、人後滅し、誰一人として窺い知ることのできない須弥山です。それを取囲む白砂の律動的な砂紋は、九山八海を表現して、仏説の宇宙世界を象っています。「九山八海」とは須弥山世界 ( 仏説に此の世界は九つの山と八つの海からなりその中心が須弥山世界だという。 ) ともよばれ、「俱舎論世間品」によると、仏を中心にした壮大な世界だといいます。数多い名庭の中で雑去玄求のある禅底として高く評価されています。(以下略)~とあります。 正面門 Main Gate 実は霊運院を参拝するのは初めてでした。伺った折り私の他に参拝者はなく、紅葉シーズンの盛りの喧騒から離れて、枯山水庭園という季節に関わらない禅の世界を静かに堪能することができました。 臥雲の庭 Gaun Garden 霊運院ホームページ : https://reiunin.jp/ 使用機材 CANON EOS R6 CANON EF16-35mm F4.0L IS USM 編集ソフトウェア SILKYP...